ビンディングの選び方

ビンディングの 選び方について

ビンディングの選び方

ボートへの取り付け方法

 実はスノーボードのビンディングの取り付け規格は1つではありません。大きく分けてBURTONの取り付けとその他のブランドの取り付けの2つに分けられます。

 業界最大手のBURTONは他のブランドとはあえて違う取り付け方法を採用しています。ここ最近出てきたTHE CHANNELという方式と、3Dという取り付け方法があります。
 特に注意が必要なのがTHE CHANNELです。BURTONのICS対応ボードとBURTONのEST対応のビンディングの組み合わせでTHE CHANNELは成立します。ICSボードはBURTONのビンディングとFLUXの対応プレートをつけたものにしか取り付けできません。ESTビンディングはBURTONのICSボードにしか取り付けできません。ご注意下さい。THE CHANNELについてはこちらをご覧下さい。

3Dは穴がプレートに穴が3つ開いたタイプです。対応するプレートがあればどのブランドのビンディングでも取り付け可能です。

 その他のブランドは4×4というプレートに4つ穴が開いたタイプを採用しています。BURTONのビンディングもESTタイプ以外は取り付け可能ですし、BURTON以外のブランドは4×4のタイプが主流です。

ブーツとの相性

 ビンディング選びの大切なポイントにブーツとの相性があります。いくら高性能なモデルを選んでも、ブーツとの相性がいまいちだと十分に性能を発揮することができません。ブーツとは大きな隙間ができないように注意しましょう。ブーツとビンディングを同じブランドにすれば相性が悪いということはおきません。これが一番無難な選択ですね。ビンディングを買うときにブーツを持っていく、というのも有効な方法です。

 あと、ビンディングにはS、M、Lといったサイズがあります。これもブーツとのマッチに影響があるので正しいサイズを選びましょう。同じブランドならメーカーが指定するサイズを選べば大丈夫ですが、問題なのはブーツとビンディングが別ブランドで、しかもビンディングのサイズをどちらにしたらいいのか微妙な場合です。この場合はブーツをつけてみるかしかありません。どちらもフィットするなら小さいサイズがおすすめです。小さいサイズの方が軽いですから。

ブーツの固定方法

 ブーツの固定方法も一つではなくて色々あります。一番オーソドックスな方法はトゥストラップとアンクルストラップの2点で留める方式です。もっとも普及している方法です。各ブランドとも改良を重ねているので完成度が高い信頼できる方式といえます。

 次にFLOWやK2 CINCHに代表されるタイプがあります。ハイバックが可動式のタイプで、足を入れてハイバックを起こしてロックすれば準備完了、というタイプです。素早くはけるのでメリットは大きいのですが、あまり普及しませんでした。今もあります。

 面白いタイプとしてK2 AUTOシリーズというタイプがあります。これは、アンクルストラップをしめると自動でトゥストラップもしまるというもの。便利ですね。トゥストラップはもちろん調整可能です。
 あと、RIDEにトゥストラップとアンクルストラップが一体となったタイプがあります。締める場所が1点なのでスピィーディな装着が可能です。見た目にちょっと強度が心配ですが、使っている人に言わせると全然大丈夫だそうです。一体となっているので、しっかりとホールドされて調子がいいみたいです。

硬さ

 ビンディングの性能を語るのにはずせない要素に硬さがあります。硬いほどレスポンスがよく、やわらかいほどレスポンスは悪くなりますが、足を自由に動かしやすくなります。
 ハイスピードなライディングが多い人は硬いモデルがおすすめです。硬いモデルは力が早く確実に伝わるので、パワフルで素早い動きができます。やわらかいモデルは足首が自由に動きやすいので、ジブなどでスタイルを出したい人や、スケートライクなライディングをしたい人におすすめです。
 また、やわらかいモデルの方が扱いやすいので初心者の人にはやわらかいモデルがおすすめです。

クッション性

 クッション性もビンディングの重要な要素です。クッション性がよければ乗り心地がよくなり、疲れにくくなります。でもクッション性が高すぎるとダイレクト感がなくなります。逆にクッション性が低ければダイレクト感は高いですが、乗り心地は悪くなります。程よいバランスが大事な要素です。

ハイバックの高さ

 ハイバックの高さでビンディングのフィールはかなり変わります。高ければやわらかくてもバックサイド側のレスポンスはあがります。短ければレスポンスは低くなりますが、足首の可動域は広がります。

やわらかいハイバック

 ハイバックにウレタンなどのやわらかい素材を採用し、横方向への自由度を高めたモデルがFLUXなどから出ています。前後へはある程度力は伝わりますが、横方向へは足首が自由に動くのでスタイルがだしやすくなります。ジブやグラトリにおすすめのタイプです。あと、以外ですがパウダーへの適応性も高いようです。

ウイング付ハイバック

 一昔前に、ハイバックの横にウイングが付いたタイプがはやりました。歴史は繰り返す、というわけで今シーズンもこのタイプのモデルがBURTONなどから登場しています。横方向の力をハイバックが受け止めてくれるので、プレスなどがしやすくなります。ただ、横方向の足首の動きはかなり制限されそうな気がします。

トゥストラップ

 BURTONのキャップストラップ、FLUXのトゥマスクストラップのように足の先端をつま先からかかと方向に押さえるタイプのトゥストラップが最近の主流になりつつあります。前からブーツをしっかりと押さえるので、きつく締めなくてもブーツがしっかりと固定できます。足が痛くなりにくいというメリットがあります。
 一方、従来のタイプのトゥストラップの方が足がしっかりと固定されて好きだという人もいます。どちらがいいということはなく、好みの問題でしょう。


このページの先頭へ


イメージ画像